至上の愛(デラックス・エディション)

至上の愛(デラックス・エディション)
ジョン・コルトレーン
価格:¥ 3,644 (Music)
(参考価格:¥ 3,836)
おすすめ度 ★★★★★


マイルス・デイヴィスと並ぶモダン・ジャズ2大巨人。
ジャズ史の方が彼の足跡を追ってくるという開拓者マイルスに対し、自分と戦い、
自己探求に命を懸ける生きざま自体がジャズというジョン・コルトレーン。

一番の人気盤は美しいスタンダードが老若男女の心をつかむ 『バラード』 だが、
コルトレーン・ミュージックの神髄といえば本盤 『至上の愛』 にとどめを刺す。
さまざまなジャズを演奏してきたコルトレーン芸術の集大成だ。
神に対する愛を書き下ろした表題作が、30分以上にわたって、荘厳に、そして熱く演奏される。
全4楽章からなる壮大な組曲。厳選に厳選を重ねた、100パーセント信頼できる
このメンバーは「至高のカルテット」などと呼ばれた。

さらに本盤には、同組曲の、フランスはアンチーブ・ジャズ・フェスティヴァルでのライヴ演奏、
アーチー・シェップを加えたクインテットでの演奏、別テイクなど貴重テイクが、
CD1枚分(77分!)付いた2枚組というデラックス盤。
本編の倍以上の特大オマケだが、名盤は名盤で1枚に完結しているのがうれしい。
(高木宏真)

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★★★★★歴史的名演、発掘される!持っておくなら、絶対これ!
僕もアナログからはじまって、リマスターだの紙ジャケだのとあの手この手で
何度このレコーディングを買わされてきたことか。
しかし今回のコレは、音質に関しては最上のものではないだろうか。
コレを聴いたらいままで聴いてきたのは、正規の海賊盤か何かだったのだろうかと思うくらいの
雲泥の差、そんな音の向上ブリです。
何たってマスターテープが違うんだから。リマスタリングがどうの、24bitがどうのといった
セコい領域の違いではないのだ。そもそもこの「至上の愛」のオリジナルマスターテープは、
インパルスの倉庫から77年頃には失われてしまっていたらしい(お粗末!)。

ところが近年ジャズの考古学者マイケル・カスクーナ氏がEMIのアビーロードスタジオに
初版の製作用マスターが眠っているのを発掘したそうな。
もうこの音を聴かずして、「至上の愛」は語れない。

★★★★☆すごい!
すごい!興奮する!いてもたってもいられなくなり、
部屋の中をあるきまわってしまった(一枚目)。これはちょっとほかに無い興奮だと思う。
  だけど、最初に聴くとき、BGMとして聴いてしまうとだめかも。

僕は、最初にCDを聴くときは、ヘッドホンでわりと一生懸命聴くので、よかったと思う。
ただし、二枚目はマニア以外はいらんと思う。オリジナルアルバムはとっくの昔からあるそうで、
オリジナルをぼくは持ってなかったのでこの際ってことで二枚組を買ったけど。
二枚目だけをばら売りすべき。ということで星4つ。オリジナル「至上の愛」は、当然星5つだけど。

 あと、ブランフォードマルサリスの新作にも至上の愛が入っていた。
かなりいいけど、やっぱりオリジナルのほうがいいかなー。
でも、二枚?!??!!み買うくらいなら、オリジナルにして、
もう一枚はブランフォードをかって聞き比べた方が数倍楽しいと思う。

★★★★★これを以って決定盤としたい。
何度も再発されているColtraneの名盤である。
オリジナル・フォーマットだけでなく,クァルテットのコンプリート・スタジオ・レコーディングスも
購入している購買者の立場としては,また新フォーマットで発売かと文句も言いたくなるところである。
Disc2のアンティーブのライブも決して初出ではないし,演奏の希少性を求めるとしても,
Archie Shepp等を加えた世界初登場テイクが貴重な程度である。

しかし,オリジナルのスタジオ録音と随分と音の改善したライブ音源を比較できるのはありがたいし,
60年代ジャズをある意味で代表する「至上の愛」そのものの演奏の素晴らしさはやはり否定できない。
フォーマットとしては今のところはこれが決定盤ということであろう。

尚,この音楽には常に賛否両論つきまとうが,この音楽はあくまでもColtrane個人にとっての
ゴスペル(スタイルとしてではなく,精神性としてのゴスペル)であって,
それをどう捉えるかによって,好き嫌いが分かれるのは当然のことである。
ジャズにおしゃれさを求めるリスナーには決して向かない類の音楽である。

★★★☆☆不治肩凝道を極めたい人に。
 正直言ってウサン臭い。コルトレーンは一所懸命なんだろうけど、
それは、正しいと信じて他人に入信を勧める新興宗教の信者みたいなものだ。

 やはり本作は、マジメにコルトレーンを聴き込んで行った人が、その過程で鑑賞する類の作品だと思う。
そうした聴き方をしていき、本作がコルトレーンの必然として吹き込まれたものだと思える様じゃないと。
謡曲で言うと「重習」。聴く方にも心技体が求められると言う事だ。
  名盤として広く紹介されている本作だが、愛聴している人は少ないのでは?

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オレ!(+1)(完全生産限定盤)

オレ!(+1)(完全生産限定盤)
ジョン・コルトレーン
価格:¥ 1,500 (Music)
(参考価格:¥ 1,500)



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【収録曲】
1. オレ!
2. ダホメイ・ダンス
3. アイシャ
4. オリジナル・アンタイトルド・バラード

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Coltrane's Sound

Coltrane's Sound
John Coltrane
価格:¥ 1,106 (Music)
(参考価格:¥ 1,467)
おすすめ度 ★★★★★


★★★★★アトランティック時代の名盤 玄人受け抜群
同時期のマイ・フェイバリット・シングスと比較するとポピュラーさにおいて一歩譲るが、
内容的に決して引けを取らず、むしろ玄人には支持されるアルバム。
個人的にはNight Has a Thousand Eyes、Central Park West、Body and Soulなどの曲が好きで、
それだけでもうれしくなるが、演奏内容もハードかつバランスがいいし、
この時期の安定感によって裏切られることなく、最後まで聴ける。
もちろん、マッコイ、エルビンといった最高の理解者・共演者がいたからこそ
実現できたことはいうまでもない。

この後どんどん進化していくコルトレーンだが、このまま2,3年このような演奏を
続けてくれていたならなどと、勝手な願望をしてしまうほど、すばらしいユニットだった。
生き急いだコルトレーンが、頂上を目指し、3合目くらいの新鮮な、
そして夢を抱いた時期の演奏であり、アトランティック時代の傑作のひとつである。
アーティスティックなジャケットも秀逸だが、内容以上にアヴァンギャルドなデザインといえなくもない。


★★★★★三つ子の関係
1960年10月21日から26日までの6日間にコルトレーンは
3枚のアルバム分以上の驚異的なレコーディングを行っている。
これが編集して出来上がったアルバムが、
『マイ・フェイバリット・シングス』 『コルトレーン・プレイズ・ブルース』 そして本作 『コルトレーンズ・サウンド』 である。
こういう集中的レコーディングが出来るということが天才の証でもある。

僕の敬愛するキース・ジャレットも1983年1月ニューヨークで
『Standards vol.1』 『Standards vol.2』 『Changes』 の3枚を同時録音している。
僕はこの3枚をキースの三つ子のアルバムと呼んでいるが、
そういう意味で 『マイ・フェイバリット・シングス』 『コルトレーン・プレイズ・ブルース』
そして本作『コルトレーンズ・サウンド』もコルトレーンの三つ子のアルバムである。
アルバム・カバーはマーヴィン・イズラエルの手によるものである。
これだけは三つ子の中で際立って素晴らしい。
1960年4月にコルトレーンがマイルスの元を離れ、自らのグループを始動した時にはドラマーは
ビリー・ヒギンスだった。それがここからエルヴィン・ジョーンズになっている。
この有機的なリズムを生み出すドラマーの加入がコルトレーン・サウンドにいかに
不可欠であったかは本作を聴けばあまりに明白である。
彼のはじき出し生成するリズムは一つとして同じではない。そこが凄い。

閑話休題、モード奏法を確立したコルトレーンにエルヴィンの有機的ドラム。
ジャズの至福の時をこのアルバムは与えてくれる。

★★★★★セントラルパークウェスト
「central park west」はstarving artist crew というヒップホップグループがサンプリングして升。

★★★★★ジャズの虜となった1枚
この疾走感と緊張感はいつ聞いても身震いするほどだ、
特にソプラノで吹かれた「セントラル・パーク・ウェスト」は絶品。

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ジャイアント・ステップス(+6)(完全生産限定盤)

ジャイアント・ステップス(+6)(完全生産限定盤)
ジョン・コルトレーン
価格:¥ 1,500 (Music)
(参考価格:¥ 1,500)
おすすめ度 ★★★★★


★★★★★コルトレーン・サウンドの金字塔
コルトレーンが真のコルトレーンとして世に認められることになった、アトランティック第二作目の1959年の金字塔。
コードを細分化してウネウネウネウネとソロが切れ目なく続く空前絶後の 「シーツ・オフ・サウンド」 はここから始まった!
しかも全曲オリジナルで、その大半が現在ではスタンダード化しているのも凄い。

惜しむらくは録音期間が長すぎて、サイドメンが入れ替わり、ほんの少しだが全体の統一感が損なわれている。
特にシダー・ウォルトン(p)とレックス・ハンフリーズ(ds)のボーナストラックの8、9、10に。

ですから、本作を出し直すたびになんとなくボーナストラックが入っているようですが、
よほどのマニアおよび研究者でもない限り、オリジナルトラックだけで十分だと思います。


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【収録曲】
1. ジャイアント・ステップス
2. カズン・マリー
3. カウントダウン
4. スパイラル
5. シーダズ・ソング・フルート
6. ネイマ
7. ミスターP.C.
8. ジャイアント・ステップス
9. ネイマ
10. ライク・ソニー
11. カウントダウン
12. カズン・マリー
13. シーダズ・ソング・フルート

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ジャズ・サックス・エヴァー!

ジャズ・サックス・エヴァー!
オムニバス
価格:¥ 2,564 (Music)
(参考価格:¥ 2,700)
おすすめ度 ★★★★☆


★★★★☆ お買い得!
(パッケージにも小さい字で書いてあるのですが)
一部の曲が収録時間の関係とかで、フェイドアウトしている楽曲があるようです。
でも、フェイドアウトされている楽曲もどの楽曲かあまりわからないので、
2枚組みでこの値段は、結構、お買い得だと思います。
ピアノ編も同時に購入したのですが、私はこちらのサックス編がお薦めかな?

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Disk1
1. チューン・アップ(ソニー・ロリンズ)
2. スマイル(デクスター・ゴードン)
3. 魅せられて(アート・ペッパー)
4. ブルー・トレイン(ジョン・コルトレーン)
5. バードランドの子守唄(スタン・ゲッツ)
6. 言い出しかねて(キャノンボール・アダレイ)
7. リメンバー(ハンク・モブレー)
8. イッツ・オールライト・ウィズ・ミー(ジョニー・グリフィン)
9. ブルー・ムーン(ルー・ドナルドソン)
10. アローン・トゥゲザー(スタンリー・タレンタイン)
11. ボディ・アンド・ソウル(ソニー・スティット)
12. レッツ・フェイス・ザ・ミュージック・アンド・ダンス(ジャッキー・マクリーン)
13. アイヴ・ガット・ア・クラッシュ・オン・ユー(アイク・ケベック)
14. サマータイム(ソニー・クリス)
15. アヴァロン(ズート・シムズ)
16. 煙が目にしみる(チャーリー・マリアーノ)
17. ナイト・アンド・デイ(ジョー・ヘンダーソン)
18. ドゥ・ナッシン・ティル・ユー・ヒア・フロム・ミー(バド・シャンク)
19. クライ・ミー・ア・リヴァー(ジョージ・アダムス)
20. イエス・オア・ノー(ウェイン・ショーター)


Disk2
1. 恋とは何でしょう?(アート・ペッパー)
2. コートにすみれを(ユア・ヒップ・ウィズ・ズート・シムズ)
3. エイジアティック・レエズ(ソニー・ロリンズ)
4. サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー(スタンリー・タレンタイン)
5. チェロキー(ソニー・スティット)
6. ニューヨークの秋(デクスター・ゴードン)
7. アヴィーラ・アンド・テキーラ(ハンク・モブレー)
8. 星影のステラ(ルー・ドナルドソン)
9. 風と共に去リぬ(スタン・ゲッツ)
10. アイル・テイク・ロマンス(ジャッキー・マクリーン)
11. ラヴァー・マン(マイク・ケベック)
12. モーメンツ・ノーティス(ジョン・コルトレーン)
13. ダンシング・イン・ザ・ダーク(キャノンボール・アダレイ)
14. 今宵の君は(ジョニー・グリフィン)
15. ジーズ・フーリッシュ・シングス(ソニー・クリス)
16. プア・バタフライ(ブッカー・アーヴィン)
17. ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド(チャーリー・マリアーノ)
18. わが心のジョージア(ジョージ・アダムス)
19. アダムス・アップル(ウェイン・ショーター)
20. エンブレイサブル・ユー(フィル・ウッズ)

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Coltrane Time

Coltrane Time
John Coltrane
価格:¥ 955 (Music)
(参考価格:¥ 1,467)
おすすめ度 ★★★★☆


不思議なアルバムだ。なにが不思議といって、その顔合わせがなんともミステリアス。
ケニー・ドーハムとジョン・コルトレーンの2管をフィーチャーしたクインテットで、
ピアノはなんとセシル・テイラーなのだ。
実はこのアルバム、セシルのリーダー作として制作されたもので、
当初のタイトルは 『ハード・ドライヴィング』 だった。

それが途中から現在のタイトルに変更され、あたかもコルトレーンのリーダー作のように扱われるようになった。
でその演奏だが、びっくりするほどオーソドックスなハードバップ。
ケニー・ドーハムとチャック・イスラエルのオリジナル各1曲にスタンダード2曲という選曲からしても、
ドーハムにとって一番居心地のいい世界だったろうと思われる種類のジャズだ。
セシルとコルトレーンは60年代に入ると過激なフリー・ジャズと突入するが、
この時点 (58年) ではまだハードバッパーとしての名残を留めていた。
だからこのような共演が可能だったのだ。そういう観点から眺めると、
非常に興味深い異色セッションだ。(市川正二)

★★★★☆ ハード・バップ、モード、フリーが混在する奇妙な世界
コルトレーン名義ながら実はセシル・テイラーのリーダーアルバムとしてリリースされたもの。
当時まだ駆け出しのテイラーと実績のある二人の管の競演は、
過渡期のジャズのスリルを伝える後付の問題作でもある。
すなわち、ハード・バップのベテラン、ドーハムとモード(といって悪ければシーツ・オブ・サウンズ)を
探求しつつあったコルトレーン、さらにオーネット・コールマンとともにフリー・ジャズ、
ニュージャズのパイニアとなったセシル・テイラーのトライアングルな世界の対峙である。

しかし時代はまだ、ハード・バップの真っ盛り。
コルトレーンの個性は十分に発揮されていたとはいえ、テイラーはむしろ奇異なピアノとして
浮き上がった存在になっている。それでも、うきあがるだけのことはあり、
彼の主張はすでに伝わってくるほどはっきりしたものであった。
したがって、コンセプトの異なった三者が、それぞれに際立ちながらも、
不思議な調和を見せている点が聞き物でもあるのだ。
曲目も Shifting Down、Double Clutching というハード・バップ〜モード的オリジナルとJust Friends、
Like Someone In Loveといったスタンダードが混在し、
どちらの世界にも自由に交感しうる幅を示している。
特にコルトレーンはハード・バップ、モード、フリーを駆け抜けた殉職者であっただけに、
彼の未来を予感するようなアルバムだといえるのではないだろうか。

★★★★☆ 評判よりもいいかも
元々セシルテーラーのリーダー作だったのを、コルトレーン名義にして出した作品。
'58録音。セシルテーラーは、モンクの出来損ない、というか後年のポールブレイというか、
まあ浮いてます。見方によっては下手なアマか?ともとれる。
そんなへんてこなバッキングで、ここではフロントの2管が咆える!
コルトレーンもそうだが、ドーハムがかなり頑張ってます。
おお!と唸ってしまいました、ドー八ムに!
(これはかなり例外的かも)
コルトレーンはいつもどおりのフレーズ。2人とも調子イイです。
以前は酷評されていた作品で、実際1曲目からかなり先が思いやられる展開だが、
いやいやなかなか!!ですよ。お値段も安いし、イイんじゃないんですか?

★★★★☆ 訂正します。
結局のところテイラーのピアノが浮いているだけで,全体としては優れたハード・バップのセッションです。
録音も'58年当時としては疑いなく水準以上です。
何より'62年にブルーノート・レーベルからリリースされているという事実(すなわちアルフレッド・ライオン)が
内容を保障しているようなものです。
もっともライオン自身がプロデュースしたならボツにしたか,少なくともテイクを重ねたでしょうが…
ジャケットのコルトレーンの心なしかしょぼくれたような表情がそのあたりを物語っているような気はしますね。

★★★☆☆ なんとも中途半端な・・・
かつてジャズ評論家であった大橋巨泉氏は
「コルトレーン以降のジャズはメロディをうたうことを忘れたのでついていけない」 と言ってジャズから
離れたとか。わたしもその言には納得です。
で,このCDですが,セシル・テイラーのピアノのせいで,ジャズが小難しい音楽になっていく
その入り口を覗き見るような演奏ですね。
ケニー・ドーハムのラッパもらしくないフレーズを奏でております。
むしろコルトレーンのソロが一番ストレート・アヘッドに聴こえるから不思議です。
すべての曲でエンディングにしまりがなく,録音もイマイチ。
これホントにブルー・ノート?と思ったら,もともとUAレーベルからリリースされたんですね。道理で・・・

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Coltrane for Lovers

Coltrane for Lovers
John Coltrane
価格:¥ 991 (Music)
(参考価格:¥ 1,467)
おすすめ度 ★★★★☆


★★★★☆ジャズを初めて聴く人にもおすすめです
もともと持っていたバラード(コルトレーン)と4曲だぶっているので、どうかなと思ったけれど、
聴いてみたらひとつのアルバムとしてはなかなかよくまとまっていました。
リラックスして落ち着いて聴けるアルバムで、気に入ってます。
一人で聴くのも良し、恋人と聴くのも良しです。
これを買ってジョニー・ハルトマンと一緒のアルバムも聴きたくなりました。

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ア・ブローイング・セッション

ア・ブローイング・セッション
ジョニー・グリフィン
価格:¥ 1,500 (Music)
(参考価格:¥ 1,500)
おすすめ度 ★★★★★


★★★★★3大テナーの共演による大ブローイングセッション
リトルジャイアンツの異名を持つジョニー・グリフィンがマイルスのテナーマンとして活躍した
ジョン・コルトレーンとハンク・モブレーという名手と競演した迫力盤。
リズムセクションもウイントン・ケリー、ポール・チェンバースという
これまたマイルスバンドに欠かせない面々。
さらにアート・ブレイキーがドラムスとくればこれはオールスターメンバーである。
しかも新人として飛ぶ鳥を落とす勢いのリー・モーガンのトランペットが絡む。
57年の演奏だが、この時期としてはコルトレーンが化けかかった頃で、
同じくモンクとの共演によってコルトレーン同様進化を遂げたグリインが競り合っている。
フィンガーワークと自在なアドリブに勝るグリフィンがやや優勢勝ちというところか。
モブレーは中量級なので音量でやや劣る印象。

いずれにしても異なったタイプのテナーを聴く事が出来る点で貴重なセッションである。
今宵の君は、ボール・ベアリングと激しいブロー合戦が続くが、
オール・ザ・シングス・ユー・アーではグリフィンの歌心が十分聞かれる。
コルトレーンはシーツ・オブ・サウンズで応戦しているが、まだ完成途上で、
カインド・オブ・ブルーやジャイアントステップスの演奏には及ばない。
ベルベット・トーンのモブレーもかなり善戦している。 


★★★★★まさにブローイング!湯気が…
とにかく熱いセッションです!
スピーカーの向こうに立ち昇る湯気が見えてきそうそうなくらい。
機関車の如く力強くブリブリと吹きまくるグリフィン
リー・モーガンも鋭いナイフみたいなシャープなフレーズを連発し
ブレイキーのドラミングも煽る煽る。
まさにブローイング・セッション!!火傷しそうです。
モブレーと進化途上のコルトレーンはやや迫力不足ながら
それを補って余りある、チンチンに沸騰したスタジオの雰囲気が
伝わってきて興奮せずにはいられません。
(P)ウィントン・ケリー、(B)ポール・チェンバースと
パーソネルも超豪華な強力盤で5つ星。
ジャケットの鳥が怖いけど、お奨め盤であることに間違いありません。



★★★★★ますらおぶり
1曲目の「今宵の君は」 がかっこいい! グリフィンが吹きまくっている。
グリフィンからバトンを渡されるリー・モーガンもきらきらフレーズをてんこ盛りにして張り切っています。
キザ!そのあとのモブレー、コルトレーン、グリフィンらテナーが次々に登場。
楽器ができるっていいなぁ。

でも、この演奏でのポイントは地味だけとケリーのピアノだと思います。
やんちゃな弟たちを見守っている一番上の兄みたいに。

★★★★★ゴリゴリ・グリフィンの熱いブロー
コルトレーン、モブレーなどの超有名テナー奏者と共演した、タイトル通りのブロー合戦。
かと言ってただただ熱いだけでない。
よくあるジャム・セッションのようなマンネリズムに陥らないところは、
さすが総帥アルフレッド率いるブルー・ノート盤だ。
とにかく黙って聴くべし、大音量がいいね!(許せる範囲で)

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The Classic Quartet: Complete Impulse! Studio Recordings

The Classic Quartet: Complete Impulse! Studio Recordings
John Coltrane
価格:¥ 8,620 (Music)
(参考価格:¥ 11,013)
おすすめ度 ★★★★★


1961年から65年にかけてのコルトレーン・カルテットのインパルスにおける
スタジオ録音を録音順に収録した8枚組のボックスセット。
マッコイ・タイナー、ジミー・ギャリソン、エルヴィン・ジョーンズを擁するレギュラー・カルテットによる
演奏が中心だが、一部レジー・ワークマン、アート・デイヴィス、ロイ・ヘインズの参加セッションも含まれている。
アルバムでいうと、 『コルトレーン』 『バラード』 『クレッセント』 『至上の愛』 『トランジション』 などに
収録されていた演奏だ。通して聴くと、短期間にカルテットが激しく変ぼうしていく様子を
リアルに体験できて、そのあたり非常に興味深い。
時間の経過とともに、1曲あたりのサイズもどんどん長くなっていく。
なお初登場の未発表別テイク7曲は8枚目にまとめて収録されている。

ちなみに本作は98年に発売された日本盤
『コルトレーンの真髄〜ザ・ジョン・コルトレーン・カルテット・コンプリート・インパルス・スタジオ・レコーディングス』
と同一内容。(市川正二)

★★★★★豪華!
いい感じに錆びたような金属ケースに、革張りの写真アルバムのようなBOXが入っている。
革の臭いはけっこう強い。。セッション順に収録されているので、
アルバム単位で聴きたいときには多少向かない感がある。でも内容に文句はなし。
BOX外観にも文句なし。コルトレーンの音楽の遍歴をたどることができる。
ただし当然だけれどもブルートレインのセッションはない。

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ライヴ・トレーン〜ジ・ヨーロピアン・ツアーズ 7枚組ボックス・セット

ライヴ・トレーン〜ジ・ヨーロピアン・ツアーズ 7枚組ボックス・セット
ジョン・コルトレーン
価格:¥ 13,267 (Music)
(参考価格:¥ 13,965)
おすすめ度 ★★★★★


このCD7枚組のアルバムには、3度にわたるヨーロッパツアーの間に演奏された曲が収録されている。
そこには、押しも押されもしないジャズ界の大御所になりつつあった
コルトレーンの音楽の変遷をはっきりと見ることができる。

リードにエリック・ドルフィー、ベースにレジー・ワークマンを据えた1961年のツアーでは、
ピアニストのマッコイ・タイナーとドラマーのエルヴィン・ジョーンズとの関係はすでに
強固なものになっていた。
続く62年、63年のツアーでは、タイナー、ジョーンズ、そしてベーシストのジミー・ギャリソンとの
伝説のカルテットが形成された。

また、毎晩のように演奏され、その度に違った形を見せたコルトレーンのお気に入りの曲もたくさん入っている。
「Impressions」 は彼の激しいテナー探索への出発点となった曲のひとつ。
「My Favorite Things」は手の届かないところにある幸福、あるいは躍動する強いエネルギーを
引き付けるような、ソプラノの代表曲。

「Mr. P.C.」 は彼が取り組んでいたハーモニックなアプローチの数々を
疾走感たっぷりに体感させてくれる曲。

さらに、同じ曲を違ったバンド構成で演奏したときのとても興味深いコントラストも発見できる。
初期のグループはずっと流ちょうで、ドルフィーの編み出した滝のようにフレーズを
くりだす奏法にコルトレーンがことさらに刺激を受けているのには驚く。

珠玉の名作はほかにもある。
「Lonnie's Lament」 や 「Spiritual」 のようにオリジナルの曲にコルトレーンが
悲痛で厳粛な空気を吹き込んだものや、
「I Want to Talk About You」のように美しいバラードになったものなどだ。

このアルバムはコルトレーンファンに、埋もれていた宝物を探しあてた喜びを与えてくれるだろう。
また、インパルススタジオ時代を補う貴重な音源であり、当時のライヴ演奏の記録でもある。

ここに収録されている演奏を時系列で大きく2つに分けると、だいたい後半期に属する演奏は
パブロCDのシリーズでも聴くことができる。
しかし、前半期のものの多くはこれまできちんとしたレコーディングの記録もなく、
劣悪な音質の海賊盤でしか聴けなかった。

本作は、この偉大な音楽がそれにふさわしい当然の扱いを受けたはじめてのアルバムといえるだろう。
(Stuart Broomer, Amazon.com)

★★★★★人にはすすめないけど!!
僕が勝手に命名した「60年代ジャズドキュメンタリー劇場」の中で、
これはいわば第2幕第2場に相当する。
第1幕は60年春のマイルス欧州ツアーを中心としたマイルスコンボからの
コルトレーン退団前後の記録。
第2幕は歴史的なビレッジ・バンガード・ライブの記録で始まり、
その第2場に相当するのがこれである。これはすごいと思う。

61年11月から63年11月の2年間にわたる確信とエネルギーに溢れ、
限界を極めようとするかのようなトレーンの記録だが、人にすすめない理由は、
同じ曲があまりに多い故で、インプレッションズ、マイ・フェバリット・シングス、
ネイマ、ミスターPC等がこれでもかというぐらい沢山入っている。
もうちょっとバラエティー豊かだったら大推薦間違いない。

僕の好みはドルフィー?存在で演奏としてのまとまりに欠けるところが
かえって面白いDISC1、2の9曲、それと圧巻そのもののDISC2のジ・インチ・ワームである。
この貴重なCDを世に出した人々に感謝感謝。年に1度は一晩中聞く日を作ろうと思う。
なお、録音はモノラルであり高音質とまでは言えないが、
海賊版のように聞いてがっくりくるようなお粗末な音源は一つも無い。

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Live Trane: The European Tours

Live Trane: The European Tours
John Coltrane
価格:¥ 10,823 (Music)
(参考価格:¥ 13,461)
おすすめ度 ★★★★★


このCD7枚組のアルバムには、3度にわたるヨーロッパツアーの間に演奏された曲が収録されている。
そこには、押しも押されもしないジャズ界の大御所になりつつあったコルトレーンの
音楽の変遷をはっきりと見ることができる。
リードにエリック・ドルフィー、ベースにレジー・ワークマンを据えた1961年のツアーでは、
ピアニストのマッコイ・タイナーとドラマーのエルヴィン・ジョーンズとの関係は
すでに強固なものになっていた。

続く62年、63年のツアーでは、タイナー、ジョーンズ、そしてベーシストのジミー・ギャリソンとの
伝説のカルテットが形成された。

また、毎晩のように演奏され、その度に違った形を見せたコルトレーンのお気に入りの曲もたくさん入っている。

「Impressions」は彼の激しいテナー探索への出発点となった曲のひとつ。

「My Favorite Things」は手の届かないところにある幸福、
あるいは躍動する強いエネルギーを引き付けるような、ソプラノの代表曲。

「Mr. P.C.」は彼が取り組んでいたハーモニックなアプローチの数々を疾走感たっぷりに体感させてくれる曲。

さらに、同じ曲を違ったバンド構成で演奏したときのとても興味深いコントラストも発見できる。
初期のグループはずっと流ちょうで、
ドルフィーの編み出した滝のようにフレーズをくりだす奏法に
コルトレーンがことさらに刺激を受けているのには驚く。

珠玉の名作は他にもある。
「Lonnie's Lament」や 「Spiritual」のように
オリジナルの曲にコルトレーンが悲痛で厳粛な空気を吹き込んだものや、
「I Want to Talk About You」のように美しいバラードになったものなどだ。

アルバムはコルトレーンファンに、埋もれていた宝物を探しあてた喜びを与えてくれるだろう。
また、インパルススタジオ時代を補う貴重な音源であり、当時のライヴ演奏の記録でもある。
ここに収録されている演奏を時系列で大きく2つに分けると、
だいたい後半期に属する演奏はパブロCDのシリーズでも聴くことができる。
しかし、前半期のものの多くはこれまできちんとしたレコーディングの記録もなく、
劣悪な音質の海賊盤でしか聴けなかった。

本作は、この偉大な音楽がそれにふさわしい当然の扱いを受けたはじめてのアルバムといえるだろう。
(Stuart Broomer, Amazon.com)

★★★★★モノラルですが、パブロ音源が揃うと、聞き比べが楽しい!
 録音は、残念ながらモノラルです。
しかし、下手なブート盤にはとても及ばない明瞭な音質です。
ノーマン・グランツの肝いりレーベル「パブロ」音源ですから
(パブロとは、絵画収集も趣味だった「Verve」のノーマン・グランツが、ピカソの名前を付けるために、
ピカソに多額な使用料を払い、起こしたレーベルなのです)
従来、バラバラだったアルバムやCDをクロノロジカルに再構成したセットですので、
同曲異演が多く、聞き比べが楽しい(でも、緊張感溢れる曲が多く、集中して聴くと疲れるのも確か!
それだけ壮絶なのです)。
7枚をどのように聴くか、人それぞれですが、同曲を聞き比べるのが非常に面白い!
ジャズの醍醐味ここにきわまれり!というセットです!


★★★★★貴重な記録
このCDで最も貴重なのは1961年のエリック・ドルフィーの参加した演奏だろう。
ドルフィーがフルートで参加した「My Favorite Things」を3種類のバージョンで聴けるのは何よりもうれしい。
私は今までこれらを海賊版LPで聴いていたが、
今回の正式リリースで音質も改善されているのが評価できる。
トレーンのファンはもちろん、ドルフィー・ファン必聴の貴重盤である。

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The Heavyweight Champion: The Complete Atlantic Recordings of John Coltrane
(Incl: 7 CD's; 72 Pg. Hd.C. Book)

The Heavyweight Champion: The Complete Atlantic Recordings of John Coltrane (Incl: 7 CD's; 72 Pg. Hd.C. Book)
John Coltrane
価格:¥ 9,553 (Music)
(参考価格:¥ 12,238)
おすすめ度 
★★★★★





コルトレーンは59年から61年にかけてアトランティックに録音を行ない、
『バグス&トレーン』 『ジャイアント・ステップス』 『コルトレーン・ジャズ』 『アヴァンギャルド』
『マイ・フェイヴァリット・シングス』 『コルトレーン・サウンド』 『コルトレーン・プレイズ・ザ・ブルース』
『オレ』 と、全部で8枚のアルバムを発表した。

特に 『ジャイアント・ステップス』 は怒濤(どとう)のようなシーツ・オブ・サウンドが評判になり、
コルトレーン・ジャズの宣言書といわれる歴史的な名盤だ。

三段跳びでいえば、プレスティッジ時代は“ホップ”、
インパルス時代は“ジャンプ”、その中間に位置するアトランティック時代は
コルトレーンにとって“ステップ”の時代であり、メインストリーマーから
過激な闘士へと変身する転換期だった。

この7枚組ボックスセットには、別テイクや不完全テイクも含め、
アトランティック時代の全録音が収録されている。
未発表演奏も28曲。ここにはマイルスとたもとを分かち独自の道を歩みはじめた当時の
コルトレーンの雄姿が鮮やかに記録されている。(市川正二)

★★★★★コルトレーンの中期作品を網羅したファン必携品
コルトレーンがリーダーとして多く録音されたのは、初期のプレスティッジ、
中期のアトランティック、後期のインパルスと大きく3レーベルに分けられます。

このセットはアトランティック録音を網羅したもので、例によって、
未発表曲もあるのですが、説明によれば、かつてアトランティックの倉庫が火事になり、
多くのマスターテープが焼失してしまい、このセットに入っているものが、
残された全ての録音ということで、オリジナルアルバムの曲順を気にしなければ、
貴重なセットです。

ファン必携。ちなみに、リマスターしたライノのカタログでは、既に廃盤ですので、
買うなら早くしないと2度と手に入らなくなる可能性があるので、ご注意を!

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The Complete Columbia Recordings: Miles Davis & John Coltrane

The Complete Columbia Recordings: Miles Davis & John Coltrane
Miles Davis
価格:¥ 13,327 (Music)
(参考価格:¥ 13,461)
おすすめ度 ★★★★★


コルトレーンがマイルスのバンドに参加したのは1955年9月のことで、その後両者は61年まで行動をともにした。
本作は2人の共演に焦点をあてた6枚組のボックスセット。

プレスティッジのマラソン・セッションや60年ヨーロッパ・ツアー時のライヴ録音などを除けば、
両者の共演はコロンビアに集中しているので、内容的にもすこぶる中身は濃い。

『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』からスタート、
『マイルストーンズ』 『カンド・オブ・ブルー』 『ジャズ・アット・ザ・プラザ』
『サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム』 といったアルバムに分散収録されていた
両者の共演が、すべてここに集められている。

加えて別テイクも18曲。

マイルスとコルトレーン、ともに押しも押されぬジャズの巨人だが、
コルトレーンは最初、マイルスの弟子であり生徒だった。
それが徐々に実力を蓄え、強烈な個性を発揮してマイルスとは別の道を歩むことになる。
したがって、本作はコルトレーンの成長過程を記録したドキュメントでもあり、
そうした観点から聴くのも興味深い。(市川正二)


★★★★★マイルスとコルトレーンの共演は素晴らしい
マイルスとコルトレーンの12年間の歩みを網羅したボックスセット。
未発表曲も多く、とりわけ、「マイルストーンズ」のステレオ音源を発掘してくれた
マイケル・カスクーナにまず感謝。
私はこの曲でマイルスファンになったのです。
名作「カインドオブブルー」も網羅し、ジャズファン必携のセットです。

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マイルス&コルトレーンBOX

マイルス&コルトレーンBOX
マイルス・デイビス
価格: (Music)
(参考価格:¥ 15,225)


コルトレーンがマイルスのバンドに参加したのは1955年9月のことで、その後両者は61年まで行動をともにした。
本作は2人の共演に焦点をあてた6枚組のボックスセット。
プレスティッジのマラソン・セッションや60年ヨーロッパ・ツアー時のライヴ録音などを除けば、
両者の共演はコロンビアに集中しているので、内容的にもすこぶる中身は濃い。

『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』からスタート、 『マイルストーンズ』 『カンド・オブ・ブルー』
『ジャズ・アット・ザ・プラザ』 『サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム』といったアルバムに
分散収録されていた両者の共演がすべてここに集められている。
加えて別テイクも18曲。

マイルスとコルトレーン、ともに押しも押されぬジャズの巨人だが、
コルトレーンは最初、マイルスの弟子であり生徒だった。
それが徐々に実力を蓄え、強烈な個性を発揮してマイルスとは別の道を歩むことになる。
したがって、本作はコルトレーンの成長過程を記録したドキュメントでもあり、そうした観点から聴くのも興味深い。
(市川正二)

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コルトレーンの真髄

コルトレーンの真髄
ジョン・コルトレーン
価格:¥ 15,792 (Music)
(参考価格:¥ 15,792)
おすすめ度 ★★★★★

全8枚組み



★★★★★ロックの人にも是非。
タイトルが大仰なので敬遠してしまいそうになりますが、興味のある人には是非おすすめのボックスセット。
全8枚、コルトレーンがジャズからフリーへと演奏スタイルを解放していく様子が
単体のアルバムよりも手に取るように分かります。
中盤以降、もはやジャズとは言い難いほど奔放になるリズム隊は初期のレッド・ツェッペリンをもほうふつとさせる程。
もちろん「バラード」「至上の愛」「クレッセント」などジャズとして名高い名盤もまるごと含んでおり、
繊細な面と暴力的な面、さらにはアバンギャルドな大胆さを表現していく様は
マイルス・デイビスとは違った形でジャズを模索していったコルトレーンの凄さを実感できます。
音質もリマスターされており、60年代の録音とは思えない生々しさ。
ジャンルを問わず色々な人に聞いてほしいと思います。


★★★★☆これでコルトレーンクァルテットの全てが聴ける、と喜んだのもつかのま
インパルス時代の不動のクァルテットの全てを、コルトレーンの進化を聴けると思い、買いました。
聴きました。大満足でした。ところが、数年して、「至上の愛」デラックスバージョンなど、
さらに未発掘だったものが発売され、ダブリを承知で買わなければならなくなりました。ファンなら当然です。
出来れば、未発掘バージョンだけを単体で発売して欲しかった。
これは、ファンの宿命でしょうか?このようなセット物を発売するなら、
時期、リイシューの仕方をメーカーは、考えて欲しい。その点で、星1つマイナス。

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Live Trane: The European Tours

Live Trane: The European Tours

価格:¥ 23,823 (Music)
(参考価格:¥ 17,142)

全7枚組み


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The music on this seven-CD set was recorded during three European tours,
capturing John Coltrane in concert as he was becoming perhaps the most compelling and influential musician in jazz.
His working relationships with pianist McCoy Tyner and drummer
Elvin Jones were already solidly in place on the 1961 tour,
which also had Eric Dolphy on reeds and Reggie Workman on bass. For the 1962 and 1963 tours,
the classic quartet with Tyner, Jones and bassist Jimmy Garrison had found its form.
There are several performances of Coltrane's favourite vehicles here,
tunes to which he could return nightly with different results.
Among them are "Impressions", the springboard to some of his most explosive tenor explorations,
"My Favorite Things", the soprano signature that could summon floating bliss or coiled intensity and
"Mr PC", a rapid-fire trip through his evolving harmonic approaches.
There's fascinating contrast between some of the same pieces played by the different bands.
The earlier group is more fluid and it's extraordinary to hear the added stimulus Coltrane gets from Dolphy's cascading inventions.
There are other gems here as well,
like "Lonnie's Lament" and "Spiritual"--original themes that Coltrane imbued with a keening,
magisterial power--and the equally beautiful balladry of "I Want to Talk About You".
This is a treasure trove for those who love Coltrane, a fine complement to the Impulse studio and live recordings of the same period. Roughly half of this music,
generally the later material, has been available on a series of Pablo CDs.
Much of the earlier material has surfaced on bootlegs,
usually with very inferior sound and an absence of discography.
Live Trane is the first time this great material has received the treatment it deserves.
--Stuart Broomer

コンプリート・プレスティッジ・レコーディングス

コンプリート・プレスティッジ・レコーディングス
ジョン・コルトレーン
価格:¥ 34,115 (Music)
(参考価格:¥ 35,910)
おすすめ度 ★★★★★


★★★★☆マイルスとの共演は別にして欲しかった(マイルスファン)
コルトレーンが飛翔するプレスティッジ時代の録音をまとめてくれたのは、涙が出るほどありがたい。
さて、問題は、マイルスファンでもある私は、マイルスのプレスティッジ時代のボックスセットも持っている。
同じ境遇の人は結構多いのでは?

このボックスセットには、当然のごとく、マイルスがリーダーとなったセッション録音も網羅されている。

ダブってしまった!
こんな事なら、マイルスとコルトレーンの共演は別セットにして欲しかった。
内容的には、星5つ。でも、マイルス問題でマイナス1つとしました。
コルトレーン至上主義のファンなら、文句なく星6つ(?)。


★★★★★これで万全だ
プレスティッジ時代のコルトレーン,再発CDをボツボツ買いそろえていたが,一挙に入手できた。
未発売のものもあり,これで万全だ。
特にバラード演奏は,プレスティッジに出色のものが多い。


全18枚組み

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【曲目リスト

Disc1
1. ステイブルメイツ
2. ハウ・アム・アイ・トゥ・ノウ?
3. ジャスト・スクィーズ・ミー
4. テーマ
5. スポージン
6. ウィージャ
7. ポルカ・ドッツ・アンド・ムーン・ビ-ムス
8. オン・イット
9. アヴァロン


Disc2
1. イン・ユア・オウン・スウィート・ウェイ
2. ダイアン
3. トレーンズ・ブルース
4. イット・グッド・ハプン・トゥ・ユー
5. ウディン・ユー
6. 飾りのついた四輪馬車
7. ソルト・ピーナッツ
8. フォア
9. テーマ(テイク1)
10. テーマ(テイク2)
11. テナーマドネス


Disc3
1. ジャスト・ユー,ジャスト・ミー
2. テナー・コンクレイヴ
3. ハウ・ディープ・イズ・ジ・オーシャン
4. ボブス・ボーイズ
5. イフ・アイ・ワー・ア・ベル
6. ウェル,ユー・ニードント
7. ラウンド・アバウト・ミッドナイト
8. ハーフ・ネルソン
9. ユー・ア・マイ・エヴリシング


Dis4
1. アイ・クッド・ライト・ア・ブック
2. オレオ
3. エアジン
4. チューン・アップ
5. ホエン・ライツ・アー・ロウ
6. ブルース・バイ・ファイヴ
7. メイティング・コール
8. ソウルトレーン
9. ニッド
10. スーパー・ジェット
11. オン・ア・ミスティ・ナイト
12. ロマス


Disc5
1. アナトミー
2. インタープレイ
3. ライト・ブルー
4. ソウル・アイズ
5. C.T.A.
6. エクリプソ
7. ソラシウム


Disc6
1. マイナー・ミスハップ
2. トミーズ・タイム
3. ポットプーリ
4. ジャッキー・マクリーンズ・ドリーム・ドール
5. ドント・エクスプレイン
6. ブルー・カリプソ
7. 恋に恋して
8. ダカール


Disc7
1. マリーズ・ブルース
2. ルート4
3. ヴェルヴェット・シーン
4. ウィッチェス・ビット
5. キャット・ウォーク
6. 今宵の君は
7. フロム・ジス・モーメント・オン
8. ワン・バイ・ワン
9. キャッティン
10. アナトミー


Disc8
1. ウォッカ
2. サンデイ
3. ストレート・ストリート
4. ホワイル・マイ・レディ・スリープス
5. クロニック・ブルース
6. バカイ
7. コートにすみれを
8. タイム・ワズ
9. アイ・ヒア・ア・ラプソディ
10. トレーンズ・スロー・ブルース


Disc9
1. スロートレーン
2. ライク・サムワン・イン・ラヴ
3. アイ・ラヴ・ユー
4. ユー・リーヴ・ミー・ブレスレス
5. ベース・ブルース
6. ソフト・ライツ・アンド・スウィート・ミュージック
7. トレーニング・イン
8. スロー・ダンス
9. ディーリン(テイク1)
10. ディーリン(テイク2)


Disc10
1. ホイーリン(テイク1)
2. ホイーリン(テイク2)
3. ロビンズ・ネスト
4. 昔はよかったね
5. アワ・デライト
6. 誰も奪えぬこの想い
7. ウディン・ユー


Disc11
1. アイ・ガット・イット・バッド
2. アンディサイデッド
3. ソウル・ジャンクション
4. ホワット・イズ・ゼア・トゥ・セイ?
5. バークス・ワークス
6. ハレルヤ
7. オール・モーニング・ロング


Disc12
1. ビリーズ・バウンス
2. ソリチュード
3. トゥ・ベース・ヒット
4. ソフト・ウインズ
5. レイジー・マエ
6. アンダー・パリス・スカイズ


Disc13
1. クリフォーズ・キャッパ
2. フィリデ
3. トゥー・サンズ
4. ポールズ・パル
5. アモン・ジョイ
6. グルーヴ・ブルース
7. ザ・リアル・マッコイ
8. 春の如く


Disc14
1. ラッシュ・ライフ
2. ザ・ビリーヴァー
3. ナカティニィ・セレナーデ
4. 降っても晴れても
5. ラヴァー
6. ロシアの子守唄
7. テーマ・フォー・アーニー


Disc15
1. ユー・セイ・ユー・ケア
2. グッド・ベイト
3. アイ・ウォント・トゥ・トーク・アバウト・ユー
4. リレスト
5. ホワイ・ワズ・アイ・ボーン?
6. フレイト・トレーン
7. アイ・ネヴァー・ニュー
8. ビッグ・ポール


Disc16
1. ライズン・シャイン
2. アイ・シー・ユア・フェイス・ビフォア・ミー
3. イフ・ゼア・イズ・サムワン・ラヴリアー・ザン・ユー
4. リトル・メロネイ
5. バイ・ザ・ナンバーズ
6. ブラック・パールズ


Disc17
1. 恋人よ我に帰れ
2. スウィート・サファイヤ・ブルース
3. スプリング・イズ・ヒア
4. インヴィテーション
5. アイム・ア・ドリーマー
6. ラヴ・ザイ・ネイバー
7. ドント・テイク・ユア・ラヴ・フロム・ミー


Disc18
1. スターダスト
2. マイ・アイディアル
3. アイル・ゲット・バイ
4. ドゥ・アイ・ラヴ・ユー・ビコーズ・ユーア・ビューティフル?
5. ゼン・アイル・ビー・タイアード・オブ・ユー
6. サムシング・アイ・ドリームド・ラスト・ナイト
7. バイーア
8. ゴールズボロ・エクスプレス
9. タイム・アフター・タイム

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Soultrane

Soultrane

価格:¥ 1,014 (Music)
(参考価格:¥ 1,467)
おすすめ度 ★★★★★


ジョン・コルトレーンは、60年代のジャズシーンを主導する強力なオピニオンリーダーだった。
その彼の初期の傑作が、このアルバムである。

晩年のコルトレーンはかなり過激な演奏も行っているが、この作品はオーソドックスな
ハードバップスタイルで演奏されている。
彼の音楽に親しむ第一歩としては、最適の作品といえよう。
入門編とはいえ、彼のテナーサックス奏法の特徴でもある、
「シーツ・オブ・サウンド」と呼ばれた音で空間を埋めつくす奏法がすでに完成されており、
明らかに他のミュージシャンとの違いが実感できる。
特に圧巻なのは、信じられないスピードで演奏される「ロシアの子守歌」だ。
この1曲を聴いただけで、コルトレーンの突出した実力のほどがうかがえるだろう。(後藤雅洋)


★★★★★しびれっぱなしです、20年間(●^o^●)
1958年2月7日録音。ブレスティッジ時代の最高傑作、自信に充ち満ちたコルトレーンのテナーが爆発している。
もう最初の『グッド・ベイト』のテナーが鳴った瞬間からノックアウトである。
コルトレーンの生涯の愛奏曲たった2『アイ・ウォント・トウ・トー・トーク・アバウト・ユー』あたりで
無我茫然自失である(●^o^●)。 レコード時代から録音がより高度になったと聞いては何度となく買い直している。
現在聴いているのは20bitK2 HQCD版のCDだが、音の分離もよろしくノイズも無い。
音楽技術の進歩がコルトレーンの骨太なテナーをより一層際立たせて最高である。
あわせてカルテットのバックを固める面々も最高である。ジャズ至高の一枚だと思う。


★★★★☆巨星コルトレーン、初期の代表作
コルトレーンのベストとして本盤を挙げる人も多い。
ワンホーンでこの時代の王道を行く演奏だが、驚異的スピードで吹きまくる独自の奏法は、
すでにスタンダードなジャズの枠を超えてしまっている。リラックスしたテンポで始まり、
バラード二曲、急速調が二曲という選曲もいい。
この後、トレーンの音楽は、彼自身の吹奏スタイルに導かれるかのように変化していく。

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